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高齢者の方にお勧めしたい胃瘻についての情報

胃瘻という面だけでなく人間は誰しも老いますので高齢になるにつれ、病気や認知症などで介護を受ける人は増えています。 所謂高齢者の中には、食事でうまく飲み込むことのできず肺に入ってしまい肺炎を起こす人もよくいます。 このように嚥下障害が出た状況、病院や施設から今後の肺炎を予防するためにと注入する箇所を作ることを勧められることがあります。 このケース以外にも、胃瘻は口や食道から食物や飲料などの摂取が不可能になった人にも勧められます。 高齢者が肺炎にかかったケース、常に管理が出来なければ最悪死に至ることも可能性としては充分にありえるからです。

費用

現段階では胃瘻することによるメリットがあります

手術内容は、腹壁を切開し、この部分に管を通すことで栄養を直接体内にいれることができるようにします。 チューブをつけてもすぐには使えず、数日してから栄養剤などが注入できるようになります。 胃瘻を作ることで嚥下しなくても流動食がしっかりと届く為、摂取量が増え栄養をとることができます。 その為、うまく嚥下できなかった分が直接行くようになり今までよりも栄養を摂取できるので肌ツヤがよくなったり体の状態が改善される人もいます。 そのままでは、いつ肺炎を起こして亡くなってもおかしくない状態から体に栄養がいきわたり1年以上も生きることができることが可能になります。 また、胃瘻を作ることによって食事の管理や介護する側にもメリットがうまれます。

寿命

検討する必要がある胃瘻のデメリットも存在する

嚥下障害がある高齢者の状態は、肺に入ったりしないように気をつけながら食事介護を行わなければいけません。 一人に30分など時間を大きくとられ時間と労力が通常よりもかかります。 しかし、注入のための胃瘻を作れば、医師や看護師の処置がいりますが少人数の介護者でも安全で効率よく食事介護を行うことが可能になります。 その為、施設としての効率と安全性という点からも手術を勧められるケースがあります。 しかし、栄養を確実に取ることができ、介護者の効率と安全性というメリットはありますが、作る際に検討しておかなければならないデメリットもあります。 最初にでてくる胃瘻のデメリットとして、一度作るとずっとそのままということです。 作った後に口から食事ができる状態に回復したとしてもそれを取り除いたという人はほとんどいません。 不要になった場合はチューブを抜くことで傷がふさがるため、管理もやめることはできます。

デメリット

胃瘻しても合併症などの少なからず恐れがあります

しかし、取り除くことはできるのにそのままという人が多い原因のひとつは高齢者がほとんどということです。 一度始めた胃瘻をやめるということは、それまで安定的に摂取できた栄養を摂ることができなくなり、結果死期を早める可能性があります。 これらは、医者や家族など介護する側にとっての心理的な負担が大きいです。 他にも、メリットにある介護する側の効率と安全性が失われてしまうことも考えられます。 また、手術自体は比較的安全な部類と言われていますが、何らかの理由で穴があいた状態のため、胃液がお腹の中で漏れると腹膜炎などの症状が出るケースもあります。 また、成功したとしても合併症の発生、唾液の飲み込みや吐き戻した栄養剤などで誤嚥性肺炎を起こすこともあります。 これ以外にも、処置を受けることができない人や栄養の投与を中止するパターンもあります。 胃瘻の平穏死や尊厳死を求める場合や患者本人が食事の投与を望まないなどのQOLの観点からの例と妊娠中や出血が収束しない管理ができないパターン、著しい肥満が原因でチューブが届かないなどの肉体的理由によるものです。 特に、尊厳死については、いろいろな議論がされています

合併症

万が一のことも考えて胃瘻は医師と話し合いましょう

嚥下障害を起こす高齢者は、寝たきり状態や認知症が進んでいるケースが多いです。 安定しての意思確認が出来る場合はその意思を尊重することで決定することができますが、治療を続けている間に意思を確認できない状態になりやすいことが一番の問題であり、最大のデメリットとも言えます。 患者が寝たきりで起き上がる意欲がない状態で食欲もない状況に胃瘻を勧められるとします。 そのままでは、食事介護に時間もかかり、だんだん痩せていき老衰を待つような状態です。 それまでに肺炎を起こすこともありえます。 作ったケースは体全体に栄養が届くようになるため肌のツヤもよくなり元気になったようにみえます。 しかし、思った以上に長く生きるケースもあります。 これ以上健康になることはない、しかしチューブを外せば死期を早めてしまうという状態におちいるシチュエーションもあります。 その間に認知症が進んでしまえば、基本的に意思を確認することもできなくなってしまいます。 オペによって注入する部分を作れれば、体に直接栄養を摂取することができ元気になったように見えます。 しかし、その後に上記のような問題が起こることが多いのも現実です。 手術を受ける当事者の人生観や死生観など本人の意思確認ができる間は意思を尊重することが大切になります。 管理される病院や施設から勧めらるがままではなく、当然のことながら希望以外にも現状で持っている病気を考えたときの余命や摂食障害の程度などあらゆることを考慮して胃瘻という治療法を受けるか受けないかを決定することが、手術を受ける本人にとっての最良の結果になるように家族間での話し合いが重要となります。


看護

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